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朝ごはん・昼ごはん・晩ごはん+おやつ

BENT…

BENT(ベント)・・・
本日 観に行った演劇です。

舞台は、ナチス・ドイツの支配下の狂乱の時代の
ベルリン、強制収容所。
重い、重苦しい、重過ぎる…現実にこのようなことがあった、
ということに思わず目をそむけたくなるようなストーリーです。

そもそも、出演する俳優さんのファンである娘から
一緒にいこうと誘われて観に行った舞台。
生の演劇を観るのは、ずいぶん久しぶり (娘は初めて)
三十年近く前の「オペラ座の怪人」以来かなぁ~と。
内容については、粗粗々々のあらすじだけを予備情報として
観に行ったのです…。

   ナチスドイツの支配によって
   絶望と暗闇だけに覆われていた強制収容所。
   そんな過酷で救いのない状況下においても
   人間の愛と尊厳を失わずに生きた男たちの物語。

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この男たち というのは、同性愛者。
ナチスが迫害したのは、ユダヤ人だけでなく、政治犯や亡命者、
そして、同性愛者、障害者もだったことは、漠然と知ってはいたものの、
実際に行われていた、残虐過ぎることに向き合うことができなくて、
曖昧にしか知らなかったのです。

劣悪な衣食住環境,、日常的な暴力に身体が蝕まれ、
意味のない過酷な労働で、精神が崩壊させられる。

朝から穴を掘り、午後はその穴を埋める、という無意味で生産性のない重労働を
続けさせられる話を聞いたのは、学校時代の世界史の時間だったか…
舞台では、積まれた岩を、右から左へ運び、運び終わると今度は、
左から右へ…元へ戻す。他者と話すことも触れることも、
目を合わすことさえ許されない。。。

死と恐怖と狂乱の隣合わせで、極限状態の中、
絶望の中、生きた人たち。

最初、ところどころコミカルな場面がちりばめてあったことが、
悲痛な場面をいっそう重く、痛く感じさせられました。

終わってからも、家に帰ってからも、
場面の記憶が、言葉のやりとりが、よみがえってきては
重すぎて消化できない思いが、胸を鉛色に圧迫します。

タイトルのBENTは、ねじ曲げられる、へし折られる…
というような意味なのか? 
ねじ曲げられそうな人間の尊厳を最後まで保とうとした…
不条理で絶望的な環境の中で…

くしくも8月6日。
あまりにいろいろ考えさせられた一日でした。。。。。




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  1. 2016/08/06(土) 23:59:58|
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