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アンフォルメル…

先日、京都国立近代美術館に
「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」展を
観に行ったのですが・・・

館に近づくにつれ、上の方に何か違和感…気配を感じて
見上げると…

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窓から通りを見下ろすように立つ人影。
どうやら白いマネキン…

入口の横の窓際にもマネキン…
ロビーの奥にもマネキン…

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館内あちこちにさりげなくマネキン…
受付にも女性マネキンさんが、不動の姿勢で
仕事(?)をされていました。

マネキンの皆さん、
4階で、開催中の「七彩に集った作家たち」展会場から
抜け出して(???)館内のいろんな所に潜んで、あるいは堂々と立ったはりました。
七彩は、京都のマネキンを製造する会社で、
彫刻家や工芸家が集う場でもあったとか。
今回の展示は、戦後まもない頃のアーティストの活動の一面を紹介するものです。

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さて、七彩…展も興味深かったのですが、
大きい企画展は チラシ下、
「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」展。

「アンフォルメル」・・・耳慣れない言葉ですが、
フランス語で「未定形の芸術」という意味。
第二次大戦後、欧州発の抽象絵画など前衛的な芸術運動のこと。

日本に上陸してからは、洋画、彫刻だけでなく、日本画や書、陶芸、活花など
和の伝統的なものにまで影響を与えて、大流行していたそうです。

チラシの作品からも窺えるように、極彩色のものもモノトーンのものもいずれも熱く、
プリミティブなものも洗練された雰囲気のものもどれも強烈で、
さまざまなエネルギー溢れる抽象作品がこれでもか!と並んでいました。

激しくインパクトある作品群を見終えると、今度は、
ユージン・スミスの”MINAMATA"の写真が数点並んだスペースへ…

ユージンスミスは、水俣病の原因と実態を、写真におさめるだけでなく、
実際に水俣病患者と一緒に座り込みをしたり、
まさに命がけで、世界にその悲劇と事実を伝えた
真のフォト・ジャーナリスト。

以前、水俣病の悲惨さ、理不尽さ、いろいろなことを知るきっかけとなったのは、
ユージンスミスの写真でした。

・・・それにしても、
インパクトある抽象作品に、マネキンからアーティスティックなオブジェ、
そして、重いテーマを扱ったユージンスミスの写真・・・

短い滞在時間に、いろいろな熱いものが体内に凝縮された感があります。
    


それにしても、
アンフォルメル…
その響きも、文字面を見ても、
スイーツのよう~♪

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  1. 2016/09/10(土) 23:59:59|
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